meddle2006-11-02

完璧なほどに狂っていて、そして計算しつくされた完璧な、
アルバムだと思ってしまう程、興奮を隠せない、ちょっと
正気ではない状態ですが、本当に素晴らしいと思える、大好きな
アルバムにやっと出会った気がする。今年初めて。

JOANNA NEWSOM / Ys (DRAG CITY/P-VINE)

ジョアンナ・ニューサム/イース


彼女の11/3発売の2ndです。1stは個人的にはそんなでも
なかったのですが、このアルバムは、すごいです…
彼女のライブ映像を見た事があるのですが、その時の
ハープ弾き語りを見て、かなりぐっと来てはいたのですが、
このアルバムは本当にすごいです。
彼女のソングライティング能力と、耽美で感情的かつ様々な
表情をみせる歌声(ケイトブッシュを思わせる)、そしてまるで
夢の中にいるような気分にさせるハープのメロデイと音色、
そこになんとヴァンダイクパークスの変態的なストリングスと
室内楽的アレンジによる演奏が加わり、組曲風に展開していく
長尺曲ばかりの全5曲55分…
何度も聞き返したくなるほどくせになる大傑作、だと思うけど、
いま興奮して正気じゃないので大袈裟かもしれませんが、この
アルバムに感じられる、純粋すぎて、美しすぎる狂気の世界は
本物だと、思います。。


ジムオルークのミックスとか、スティーブ・アルビニの録音とか、
あまり関係ないです。いや、あるけど、そんなこと彼女と
ヴァンダイクパークスの凄まじさに比べたら、重要じゃないです。



他にも、クリックもの、ダブもの、ヒップホップ、
エレクトロニカなどなど山のように入荷してますが、
いまは他の事を書く気が起きません。。
このアルバムを聴いているとこればかりに囚われてまるで仕事に
なりません。。


http://www.dragcity.com/bands/newsom.html
http://www.thewire.co.uk/