Tenniscoats / Tan-Tan Therapy

テニスコーツ / タンタン・テラピー (HAPNA/WEATHER/HEADZ)


1. Baibaba Bimba バイババビンバ
2. Oetsu to Kanki no Nanoriuta (Given song by sob and joy) 嗚咽と歓喜の名乗り歌
3. Marui Hito (Everyone) まあるいひと
4. One Swan Swim ワン・スワン・スイム
5. Umbarepa! ウンバレパ!
6. Abi and Travel アビ、トラベルと
7. Rolling Train ローリン・トレイン
8. Uta ga Nainoni (Like no songs) うたがないのに
9. Good.B グッド.B
※ 9 … 日本盤ボーナス・トラック
(この曲のみ二階堂和美がコーラスで参加)


テープのヨハンとさやさんの共同プロデュースによる、06年10月録音作品。
テープの3人とハプナ仲間のミュージシャンと一緒に、ライブ形式で録音。
ほぼ一発録りで、オーバーダブも少ししかない。のにも関わらず、
いや、ないからこそ、演奏における決まりごとなどがほとんどないからこそ、
こんなにも感動的な作品になったのでしょう…


テープたちが参加した事で今までとは違うテープ/ハプナの色が
表に出た内容ではあるものの、彼等だけでは絶対に出せないテニスの音がそこに確実にある。
もちろんその逆も。
テープの3人とテニスの2人が出会い、一緒に奏でなければ
生まれない5人の音になっているのが本当に素晴らしいです。


互いの背負っているものや、辿ってきた足跡は異なっても、
一緒に音を出した瞬間の、隙間の中で共鳴し、触発しあい、
一つ一つの音のかけらが重なりあって初めて生まれる魔法のような瞬間が繰り返されて…
声、音、楽曲、音楽への愛情、生きざまの、本当の美しさというものを教えてくれます。


本当はこんな言葉も何の意味もなく、何の作為も施されていない
こんなにも無駄のない純粋で美しい音には、CDに付く帯の無駄な言葉も
全て意味は無いはずだし、汚してるだけでしかないです。
言葉が多ければ多い程、純粋さが濁る気がしてならないです。


でも、聴いた後の感動を誰かに伝えたくなる。たとえ上手く言葉に出来なくても。
そんな素晴らしい作品です。