昨日、やっと再プレスされたジョイディヴィジョンの前身バンド、
ワルシャワのCDが届いた。
ずっと聴きたかったので早速聴きましたが、最高です。
やっぱり自分は何よりもこういうのが好きなんだと実感。
スカスカで、簡単な(下手な)演奏で、だけどセンス良く、曲も良くて
暗めなやつ。全部重要ポイント。
これら全て詰まっているものが何より最高なのです。
ジョイディヴィジョンのサブスタンスよりも理想的な音だった。
デモだし当然、未完成さの強い音。
オーバープロデュースされてないスカスカさ。
なるべく荒く、粗悪なもののほうが、自然なのです。
いつも、何度もいいますが、マスタリングでコンプかけて
バランスを整える…なんて、最低なのです。
よりよくする作業であるならまだ…
芸術(大袈裟ですが)は、そんなに誰にでも届くように作るものなのか?
極端さが欠片もなくて、なにが「表現」なのか?
出来上がったものが自然なのに、その後不自然なことをわざわざやって…
無難なものに仕上げていく全ての作業は愚の骨頂だ。と思う。


イアンカーティスのクールで暗い歌声がとにかく心情にフィットします。
バーナードサムナー、ピーターフック、スティーヴンモリスも当然素晴らしい。
演奏のぶっきらぼうな荒削りさが最高です。


ずっと繰り返す。聴き続ける。何度聴いても飽きない。
無駄に明るいものなんて、嘘の塊だ。