Wooley/Grubbs/Lytton / Seven Storey Mountain (IMPORTANT) CD


トランぺッターNate Wooleyを中心に、David Grubbsハーモニウムと、
Evan Pakerバンドでドラムを叩くPaul Lyttonのパーカッションで、2007年に
行ったライブを録音した作品。持続音と、それが消えた後の静寂と、その隙間や、
緩急、強弱ある音使いを生かして、緊張感ある美しくリリカルなインプロを展開する。

TEASI / SANDO (SWEET DREAMS) CD


2006年の「壁新聞」以来となる3枚目。音一つ一つに遠近感があって、
残響音のある響きの生々しい音で、隙間をたっぷり使い、それを生かした
ギター/ピアノ/ベース/ドラムのアンサンブルと、そして生々しい歌声で聴かせる、
素朴でありながらも圧倒的な音。吸い込まれてゆく。久しぶりのアルバムでも
変わらないテアシが嬉しいです。村上ゴンゾも参加してます。

Scout Niblett / The Calcination of Scout Niblett (DRAG CITY) CD


ドラッグシティからのリリースの5枚目。今作でもスティーアルビニ
プロデュースで、またいつものように極端なことをやってます。
歌心ある、内省的で哀愁あるボーカルとメロディながら、スカスカに、
もしくは、まるでスラッジメタルみたいなヘビーなギターリフとドラムのみで
力強く、もしくはものすごくテンポ遅くしたスカスカのニルヴァーナみたいな
感じ?とかの、11曲。すごい好きです。

Ninca Leece / There Is No One Else When I Lay Down And Dream (BUREAU B) CD


フランスの女性シンガー、トラックメイカーで、Bruno Pronsatoとも
ライブを行ってもいるNinca Leeceの1stアルバムがドイツのBureau Bより。
チープでエレクトロな電子音のメロディやベースラインと、切れのある
クリックビート等で展開する、初期Ellen AlienChicks On Speedをミックス
したような雰囲気のアルバムです。

Fred Bigot / mono/stereo (HOLY MOUNTAIN) CD


フランスの、ELECTRONICAT(DISKO B)として知られるFred Bigotの2010年リリース
作は、TR808他アナログ機材で制作された、ほぼパンソニックみたいな、直系な
サウンドで、パルス〜サイン波、ノイズ、ドローンまで展開する9曲入り。
低音の効いたサイン波でじわじわとエレクトロミニマル〜ドローンを。