2/9 恋文 (神代辰巳) (2回目)


2/10 カミュなんて知らない (柳町光男)


2/12 事件 (野村芳太郎)


全部…素晴らしかった!
とくに「カミュ…」。
タイトル、出演者、共に惹かれるものがなくどうしようかと思ったけど、
柳町監督映画だったことと、信頼するA氏のお薦めがあり、見た。ら、
冒頭のシーンから釘付け!この映画には何かがある、という期待をさせる
に十分だった。その後はずっと最後まで飽きる事なく集中して見れた。
現在60歳という柳町監督だが、こんなにも若い感覚があることにびっくり。
かつ貫禄も十分に見せつける。本当に素晴らしい。
何も、解決せず、あいまいに、そして不条理に過ぎてゆく、自己中心的な
現代の若者の日常を鮮やかに切り取った傑作だった。
こんな若者映画、近年確実に、ない。
ラストシーンは、もちろん息を飲んだ。
しかし特に、俯瞰で撮った、出演者が東京の町を走るシーンが大好きだった。
やっぱ走ってるシーン、自転車に乗ってるシーンにすぐ反応してしまう。大好き。